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スポーツバイク・ハイロード
「注目の着圧機能ソックス、リガード」

作成2010/11/25(小訂正11/26)
ユーザーインプレッション追加2011/01/13
ユーザーインプレッション(2)追加2011/02/06

 ここ数年Skinsなど各種のブランドが競って「コンプレッションウェア(着圧機能ウェア)」を開発、ユーザーからも好評を得ているようです。ハイロードでもかねて興味を持っていました。この秋、着圧機能ソックス「リガード」を店頭に導入し各種テストを行ってきましたが、その結果を掲載します。

 結論からいうと「悩みのある人にとってはかなり有効・有望な技術」です!


1)着圧機能ウェアとは?

各社様々な表現でメリットをうたっていますが、要するに体にぴったりしていて適切な締め付けのあるウェアによって、

というのが着圧機能ウェアの共通する特徴です。


2)「リガード」とは?

 「リガード」というブランドは半世紀以上にわたって医療用サポーターなどを開発製造している国産の医療整形外科用品メーカー「アルケア」という会社のスポーツ部門です。医療部門で培った研究データや使用者の快適性などに関するノウハウを元に、スポーツ部門で最高の性能を発揮する高機能スポーツギアを生み出すというのがリガードのコンセプトです。

リガードメーカーサイトはこちら(別ウィンドウにて)

8月に開催された展示会でのリガード写真情報(ピカサ掲載写真・別ウィンドウにて。数枚あります)

 そのなかの着圧機能ソックス「リガード・CGソックス」は数千人の日本人の脚のサイズデータから最適化されたという形状や着圧分布などがこの医療技術に基づいています。また、サイズ決定に際して最も重要な寸法として顧客の足首太さを実測し、これに応じてソックスのサイズが決まるというシステムになっており、着圧を最適化することに主眼をおいた機能優先の開発姿勢であるということができるでしょう。
 リガードの着圧機能ソックスには他社にないいくつかの特徴があり、ハイロードではこれに着目して店頭への導入を決めました。

「C&G」コンセプト
「C&G」コンセプトとは「Compression and Gradation」の略で、サポートする部位に応じた適切な圧迫力を加えることと、この各部位に応じた圧迫力の変化が数ミリ単位で起こり実質上無段階的(漸次的)に、なめらかに変化するように作られていることをいい、「C&G」の表記についてはアルケアが登録商標を保有しています。このC&Gによって、着用部位の間で圧迫力が突然変化することによる「不快感」や着用中の「ずれ」がおきにくいといいます。
最強力、33hPa(ヘクトパスカル)のサポート力
圧迫力の設定については、まさに医療部門の研究データが最大限に生かされています。この33hPaという値は競技用に運動能力を最大限に高めながら圧迫による不快感が大きくなりすぎない限界の値として選ばれた値です。同じリガードでもより穏やかな効果で快適性の向上をねらったソックスだと圧迫力の最大値は27hPaに抑えられており、長時間の着用感が大きく異なるといいます。他社のソックスだとここまでの強い圧迫力を設定されたものは少なく、また裏付けとなる研究データの蓄積についてもリガード=アルケアには一日の長があるように思います。
手に取りやすい価格設定
着圧機能ウェアのトップブランドだとソックスやふくらはぎ用ウェアが5〜6000円することもまれではありません。これでは手軽に試してみることが困難だと思うのですが、リガードだと最高レベルのノウハウを用いて作られていながら¥3990税込(CG SOCKS EX-33の場合)と、遙かに手に取りやすい価格になっています。特にソックスなどの肌着は洗い替えが欲しいところですから、これはうれしい配慮といえます。

3)リガードの着圧ソックス〜その1「CGソックス EX−33(CG−1)」


(ニーパンツとの組み合わせイメージ。黒モデルは27hPaモデル。33hPaのマーク刺繍色は赤&青)

¥3,990−税込
サイズ S/M/L/LL(4サイズ)
カラー ブラック、ホワイト

このEX33は親指とほかの指が足袋状にわかれたハイソックスです。強力なコンプレッションによる基本的な機能に加え、細部の工夫によって様々な付加機能が与えられています。


(絶妙なビニボツ「アースホールドドット」と「ミトン形状」。足首のサポート部分はかなり固い)


ハイロード長期使用レポート

 このEX−33をまだ暑い9月中旬からこの11月まで約2ヶ月断続的に使用してみた結果、いろいろなことがわかりました。

  1. 強力なサポートで、確かにむくみが少なく足が軽くなる効果が感じられます。これはとりわけ日頃むくみが気になっている人ほど効果を強く感じるようです。またC&Gのおかげか着用中にずれてくることもほとんどありません(上下動の大きな歩行・ランニングでも大丈夫です)。
  2. 血行促進効果は非常に強く感じられます。冷え性気味の人だと、冬場になってもつま先がつらくなって来にくいという効果がありました。ただ、自分が暑い時期に使用したところ靴の中が熱くなり履いていられないほどになったということもあったので注意が必要かもしれません(それほど強力です)。日焼け予防に使うには保温力・発熱力がすこし強いと思います。
  3. 筋肉のぶれを防ぐ効果も確かに感じられます。これは特に足がつりやすい人や走行時ふくらはぎに疲労を感じやすい人に有効だと思います。
  4. 今回意外なほど好印象だったのは、足袋上のつま先の効果です。親指が分かれているだけでつま先全体の動きが自由になり、足裏(足底筋膜)が正しく機能する感じがして足裏の疲労が減少します。また、「アースホールドドット」によってインソールやシューズと足の一体感が強くなり、ペダリングのぶれが少なく正確になりました。ロードバイクでは足先はかなりの高速で動くので、今まで靴の中で足がぶれていた人であれば足と靴との一体感がまし動きが正確になることによって、パワーが増すと同時に疲労が少なくなる効果を期待できます。
  5. 歩行の際に非常にいい感触を得られました。「ミトン構造」・「アーチサポート」による足裏の活性化・鋭敏化の影響もあるでしょうが、「アースホールドドット」によって足裏の滑りが抑えられ、地面への着地から蹴り出しまでが全体としてぶれたり滑ったりしない、とても安定していて心地よい歩行感を得られました。自然に歩幅が伸びるような感覚です。
  6. ソックスの生地がやや起毛の強い、普通のスポーツハイソックスに近い風合いなのでご注意ください。またつま先とかかとがやや厚めなのでシューズのサイズがぎりぎりの人は注意が必要です。


(ニーパンツとの組み合わせで穏やかな保温とケガ予防を兼ねる)

 自分で使ってみた結論としては、とりわけむくみや冷え、足つりなどで困っている人にごくお手軽な費用で試して頂けるたいへん有力な商品だと思います。長時間の運動でのふくらはぎの疲労軽減にも効果があるのではないかと思います。ただし暖かい時期には足が熱くなりやすいのとすこし厚手であることに注意が必要だと思いました。

リガードメーカーサイトはこちら(別ウィンドウにて)

8月に開催された展示会でのリガード写真情報(ピカサ掲載写真・別ウィンドウにて。数枚あります)


4)リガードの着圧ソックス〜その2「CGソックス インナー33(CG−3)」


(足先が開いたインナーソックス。足先側の縁がとてもしなやか)

¥3,360−税込
サイズ S/M/L(3サイズ)
カラー ブラック

 インナー33はほかのソックスを併用するための、一種のサポーターです。インナー33をまず着用し、その外側にお好みのソックスを組み合わせます。

ハイロード長期使用レポート

 33hPaの強力なサポート力を持ちながら極薄の素材でできているうえ、足先側の縁がとてもスムーズにできているので、きちんと履くとほとんどごろごろせず、縁が気になるような不快感はほとんどありません。
 素材はEX33とは異なり化繊のややつるりとしたシャープな風合いで、スポーツバイクウェア一般とあわせたときにより違和感の出にくい質感といえます。ただしカラーは黒しか発売されていません。生地表面の凹凸は上にはいたソックスが滑らない、ちょうどよい感じです。
 このソックスは着用した瞬間ひやりとするような感じがあり、メーカーのいっている「皮膚からの水分蒸発を助けるのでむしろ涼しい」という効果が感じられます。ただ、やはり一枚衣服を着ることになるのと色が黒く輻射熱を吸収しやすいので、著しく涼しくなるというような効果までは感じられませんでした。
 着圧はEX33と比べると少し低いのではないかとも感じますが、その分初心者でもなじみやすい(初期の違和感が少ない)といえます。またEX33と比べると少しだけずれて来やすいように思いました。

 自分で使ってみた結論としては、ひやりとした触感を生かしてやや温度の高い時期にも使うことができる、ユニフォームのソックスが決まっていてほかのソックスを使うことができないスポーツでも「サポーター」ということで使うことができる、五本指など異なった形状のソックスを愛用している人にも着圧ソックスのメリットを体験してもらえる、薄手なので靴のフィット感に悪影響を与えにくい、といったメリットが感じられました。ただし、EX33に比べて少しだけ着圧が低い感じがすること、外のソックスをていねいにはかないと足先側の縁がめくれて気になる可能性があることには注意が必要です。

リガードメーカーサイトはこちら(別ウィンドウにて)


5)その他のリガード着圧機能ウェア

 このほかリガードには、長時間の着用や着圧ウェア初心者でも違和感が出にくい、やや弱い27hPaコンプレッションの「EX27(CG−4)」や、つま先が分かれていないベーシックな形状の「CGソックス33(CG-2)」および「CGソックス27(CG-5)」、ふくらはぎの着圧は行わず、足裏感覚の補強・足底アーチの保護に特化したショートソックス「CGS−1」など様々なバリエーションがあり、使い手の希望にあわせてきめ細かな使用感を提供しています。
 自分はやや弱い27hPaコンプレッションの「EX27(CG−4)」も試してみましたが、うたい文句通り弱めのサポートでこれなら肌などが敏感な人でも違和感なしに着圧のメリットを感じられるだろうと思うと同時に、「ちょっと物足りないな」とも感じました。

 また、ソックスではなく下半身全体をコンプレッションで強力にサポートする「CGタイツ」シリーズもあり、こちらもその性能には興味を引かれます。


(27hPaモデルはふくらはぎのマーク刺繍がシルバーになる)


6)「CGソックス インナー33(CG−3)」ユーザーインプレッション(その1)

2011年1月にお客様よりたいへん詳細なインプレッションを頂きました。どうぞご覧ください。
(インプレッションご提供 東京都在住男性 45歳 スポーツバイク歴30年)

<全身の冷え性が大きく改善される>

<脚のむくみが解消される>

<血行促進が感じられる>

<自転車の運動の妨げにならない>

<様々なソックスと併用できる>

<足指の神経痛には良くも悪くもならない>

総じて言うと、


7)「CGソックス EX−33(CG−1)」ユーザーインプレッション(その2)

2011年2月に新たなお客様よりインプレッションを頂きました。どうぞご覧ください。
(インプレッションご提供 東京都在住男性 50歳台 スポーツバイク歴3年)

「早速ですが、リガードソックスの感想を報告いたします。

自分でするスポーツは自転車、観るのはラグビーという私ですが、ラグビーシーズンは冬なので11月以降、毎週のように週末は神宮外苑秩父宮ラグビー場に通っていました。そんな訳でMRもなかなか参加できなかったのです。大学選手権・社会人トップリーグも終了し、今日から全日本選手権が始まりました。

秩父宮ラグビー場に2試合(12時前から4時前まで)約4時間座っていると体の芯から冷え込みます。上半身や脚はダウンその他で寒冷対策が可能なのですが、足裏対策はなかなか対策方法がなく困っていました。そこで登場したのがリガードなのですが、今日はいつもに比べ気温は高めではありましたが、いつも悩まされる足裏からの冷えは全くありませんでした。

そして、使い続けることなく瞬時に実感できるのは、歩いている時です。冷えないというレベルではなく、まるで足裏にホッカイロを入れたように暖かくなってきました。これは驚きです。土踏まずについたゴム製のポチポチが足裏を刺激し、血行を促進させているのでしょうね。このソックスは、寝たきりの方やエコノミー症候群対策の応用で出来上がったと伺いましたが、じっとしている時もさることながら動いているときに確実にその効果を実感できます。

ソックスとしてはかなり高額ではありますが、効果を考えるとお買い得ですね。今までいろいろ試しましたが効果をはっきりと実感できたものはありませんでしたから。」


自分青山もこの冬継続して使用しています(モデルはCG−1)が、「疲れてむくんできたときに装着すると脚が楽になる」「足先が冷えにくい」という効果を実感しています。お手軽価格で大きな効果を期待できる、改めてとてもいいアイテムだと思います。


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8月に開催された展示会でのリガード写真情報(ピカサ掲載写真・別ウィンドウにて。数枚あります)

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