|
|||
|
|||
「ロングライド正統派ホイール、マヴィック・キシリウムプロSL」
|
|||
付録:マヴィックの太目タイヤ&リム研究データ【貴重!】 | |||
作成2016/02/07 ・ 小修整2016/02/08 |
125年の伝統を誇る自転車ホイール関連メーカー、マヴィックの代表的ロングライド用ホイールがまたしても進化しました。
マヴィック 2016年モデル キシリウムプロSLホイールセット(クリンチャー仕様) 税別\140,000-
シマノ11〜8段対応、ホイール前後重量1395g(公称)
扁平軽合金ジクラルスポーク使用(前18本、後20本)
(2016NEW)表面が平滑に切削されたISM4D加工のリムは内幅15mm。対応タイヤ幅は21〜32mm
一体開発されたタイヤが二本付属します(イクシオン・プロ前後、在庫分はちょっと太めの25C仕様)(太目タイヤ・太目リムについてはこのページ下を参照)
【一体開発のタイヤ、マヴィック「イクシオン・プロ」について】
23Cと25Cがあり、23Cは190g、25Cは210gといずれもかなり軽量に仕上がっています。前後別設計です(フロント用は“グリップリンク”、リヤ用は“パワーリンク”と名づけられています)。1本税別7,500円の高級タイヤです。
マヴィックのキシリウムといえばトッププロ御用達のレーシングホイールとして長らく定番の地位を保ってきました。ところが近年のエアロホイールブームで、キシリウムの位置づけが少し変わってきたようです。アマチュアサイクリストにとってとても使いやすい“エンデュランス・ライド”用の最高級ホイールとしていわば生まれ変わったあとの第二世代のあたるのが今回の2016年版「キシリウムプロSL」ホイールです。
エンデュランス・ライドとは、他人と競うことを必ずしも前提とはせず、それでも自分自身の限界を試すような長時間・長距離の過酷なコースに挑戦するライディングスタイルです。アマチュアサイクリストの多くが自分の限界を試しながら走るとき、それは距離や時間が客観的にみてどうであるかとは関係なく、そのライダーにとっての挑戦、エンデュランス・ライドなのです。
【ここがエンデュランス・ライド向け!】
要するに、「軽くて空力にもかなりすぐれている高性能ホイール」、「高性能なのに丈夫でメンテもしやすく長持ち」という、なんともいいとこどりの高バランスホイールセットなのです。
フロントハブはカーボン製(リヤはアルミのブラック)。専用開発のタイヤとのマッチング。
【見た目もかっこいい!】
いろいろなデザインのバイクに合う精悍で軽快なデザインはさすがフランスのブランドと思わせます。
【タイヤとの一体開発】
マヴィックは自転車が実際に走るときの性能を高めることを追求しており、そのためここ数年はホイールとそこに組み合わせるタイヤを一体として開発する方法論(WTS Wheel-Tyre
System)を取っています。このキシリウムプロSLにも1本7500円(税別)という高級タイヤ「イクシオン・プロ」が前後にセットされた状態で販売されています。その分お買い得!という面もありますよ。25Cモデルでも公称210gとかなり軽量なタイヤです。
やや太めなタイヤをそのぶん低圧にして乗ると、乗り心地がよくなるだけでなくタイヤ重量が同じであればむしろ転がりも軽くなりメリットばかりとなります。ぜひ軽量で太目のタイヤを試してみてください。
(矢印は回転方向。左写真は前輪のグリップリンク。普通と逆に見えるパターンは排水を考えたもの。右は後輪のパワーリンク)
マヴィックは2015年のラインナップにおいてシューズの名称を一新し、いくつかのシューズは主力商品であるホイールのシリーズ名と名称が統一されました。ホイールとシューズのトータルコーディネートというのも例を見ないコンセプトですが、その中でトップアマチュア向けにコンフォート性能を高めたエンデュランス向きのシューズが「キシリウム」シリーズと名付けられたのです。自分はここにマヴィック本社のキシリウムホイールに対する期待、位置づけの変化を強く感じました。
かつてのトップレーシングホイールは今やエンデュランス向け、ロングライド向け正統派ホイールとして生まれ変わったのです。
マヴィックの英語サイトを見ていたところ、非常に貴重な情報を発見しました。ここに謝して紹介します。
元記事:THE RIGHT TYRE WIDTH ON THE RIGHT RIM WIDTH(マヴィックサイト内ページ)
【重要な内容まとめ】
COPYRIGHT AOYAMA, HIROYASU 2016 All rights reserved.
(end of page)