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「小さいチェーンリングを使えるアイデア小物、フィットリンク」

作成2016/09/17

先日の展示会でみたいいものを早速導入しました!
ごく小さいチェーンリングを使いたいと思ったが、フロントメカ取り付け台座がフレームに固定されていて望むような低い位置にフロントメカを下げられない、という問題を解決するアイデア小物です。


ウィックワークス・フィットリンク ワンサイズ 税別3500円

うえのような場面で問題が起こります。



(下側の1本ボルトだけが若干上下に(この画像上では左右に)調整できる)

上側の二つのボルトでこの「フィットリンク」をフレームに固定します。ここでの上下位置調整はほとんどできないでしょう。そのかわりフロントメカの外向き・内向きの調整はここでばっちりできる形状になっています。
下側のボルトは3ミリほど上下できるので、ここでフロントメカの高さ調整を行います。上とは逆にここではメカの外向き・内向きの調整はほとんどできません。

したがって理想の調整手順は以下のようになります。

  1. フィットリンクとフロントメカを軽く結合する。
  2. 1で作ったフロントメカユニットをフレームに軽く結合して上下の高さを調整する。
    このとき先に上側の二つボルトで(上いっぱいまたは下いっぱいに)大まかな高さを設定し、
    次いで下のボルトとフロントメカの間で高さを微調整する。
    下のボルトで調整しきれないときに上の二本のボルト側で調整ができそうならそちらも動員してさらに調整してみる。
    下のボルトはこの調整が終わった時点でしっかり締めてしまう。
  3. 上側の二つボルトを少し緩めてフロントメカの外向き・内向きの調整を行い、これらのボルトをしっかり締める。

ただしフィットリンク自体のサイズがある程度長く、また調整幅があまり広くないので、「ちょっとだけ小さめのチェーンリング」とか「限界を超えて小さいチェーンリング」などの場合うまくいかない場合もあり、あくまで現物合わせで可否を判断する必要があります。

フィットリンク単体での上下の調整幅は下図の通り、最少は16ミリ、最大は19ミリ程度です。
これに加えてフレームの台座の長円孔の中で上側二本ボルトが若干上下にスライドできるであろう余裕分が調整幅の上乗せ
として期待できます。

当店ではかねて登坂用にごく小さいチェーンリングを勧めています。そうした加工をより完璧に近づけるための力強い味方といえるでしょう。

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