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スポーツバイク・ハイロード
パワーメーター「iBike」コーナー
#12 「国内未導入アクセサリー&ホビーサイクリストのパワーデータ利用」

作成2010/03/12
(100311)当店の無償マニュアル提供を、ご自分でもiBikeを使いこなしていらっしゃるSONICさんのブログで取り上げてくださいました(当店からの情報提供による。別ウィンドウにて)。
★SONICさんのブログの、iBike紹介記事はこちら(別ウィンドウにて)。

自分の走行パワー(W)が測定できる!パソコンで分析できる!という凄腕サイクルメーターです

iBike(アイバイク)とは体重などの初期値と、走行速度・勾配・風速のデータを組み合わせて乗り手の発揮パワー(ワット)を表示する「パワーメーター」機能を備えたサイクルメーターの一種です。

新型 iBikePro Generation3
ワイヤレス・ステムマウント仕様 
¥100,800税込
ワイヤレス・ハンドルバーマウント(31.6φ)仕様 ¥98,700税込
本体カラーは日本ではブラックのみ

★旧型処分特価、まだやっています!★


今回のトピックは2本です。

  1. 国内未導入アクセサリーを販売します。
  2. ホビーサイクリストにとってパワーデータは有効なのか?

1)日本輸入元であるダイアテックプロダクツさんが未導入のアクセサリーを販売します

 日本輸入元であるダイアテックプロダクツ(DTP)さんが未導入のアクセサリーを少量ご用意しました。価格はいずれも米国製造元より国際送料を払って直販でお求めになるよりも手頃になっています。どうぞご利用ください。

1−1)リモートウインドセンサー

リモートウィンドセンサー
¥6900税込

メーカー解説ページ(英語。別ウィンドウにて)

公式取り付けマニュアル(PDF・別ウィンドウにて)

 タイムトライアルバイクのハンドルの、見やすいにiBikeを取り付けたり、走行中の雨水の浸入を最小限におさえるために有効なアクセサリーです。iBike本体の吸気ポートに柔軟な素材のプラグをはめ、ビニールチューブを延長し(ここが長いので水が入りにくくなる。傾斜を設ければ完璧!)、さらに先端にかわいらしい漏斗をセットしてあります。下の写真では肘パッドのしたに漏斗が見えています。


(取り付け例)

水の浸入が弱点の一つであるiBikeにとって、これはぜひ試してみたいアクセサリーです(他社の多くのパワーメーターも雨には弱いようですが)。ブルベなど長距離走行の人もぜひお試しください。iBike本体は5秒間隔のデータ記録モードだと60時間以上連続でデータを記録できますよ。

1−2)USBアダプター

USBアダプター
¥9400税込

 国内でiBikeを購入すると現在では必ずついてくるはずのアダプターですが「なくしちゃった」「昔のiBikeを持っていてPCにデータを転送したい」などという場合には必要になるアイテムです。


2)ホビーサイクリストにとってパワーデータは有効なのか?

 走行パワー(ワット)を見ながら走行・トレーニングすることが昨年秋頃から急速に専門雑誌などで注目を集め始めました。関連するブログなども現れ始めました。しかし、こうした情報については「強くなりたい」「速くなりたい」というレーサー志向の人たちのためのものがほとんどだと思います。

 いっぽう自分青山は、学生時代に選手経験こそあるものの、今はレースに参加することもなくロードレーサーで走り回ることが好きなだけの典型的なホビーサイクリストです。年間に参加するイベントにしても「ホノルルセンチュリーライド」「乗鞍ヒルクライム(当店主催)」「八ヶ岳サイクリング(当店主催)」の3つだけです。
そういう自分にとって「iBikeを導入してパワーを検証することに大きな(価格に見合った)メリットがあるのか?」と自問しつつ使い始めました。導入から1年半ほどたった現在、自信を持って「iBikeを付けた走った方が断然楽しい」といえます。その理由を書きましょう。

(注記)自分青山の走行レベルについて。平地無風で走行中のメーター表示速度は32~33km/h。多摩川河川敷では速そうなお兄さん達によく追い抜かれます。乗鞍のヒルクライムコースだと1時間30分を切れるかどうかぎりぎりぐらい。ここ数年年間走行距離は6000kmを超えません。推定FTP値は200W前後。

  1. 「がんばりすぎ」を防止でき、朝から夕方まで楽しく走りきれる。日本人はマラソンが大好きな国民で、自分の見るところおおくの人たちがスポーツというと「がんばりすぎ」です。その結果予想よりも早く力尽きてつらくなってしまうという例をよく見かけます。「ウサギとカメ」のウサギです。パワーを見ながらしばらく走ると自分にとって適切なパワーの限界値がつかめるようになります。思っていたより遙かにゆっくり登りを走った方がよい、結局その方が最後には速く楽しく走り切れた、などということが起こるようになります。いつもサイクリングのラストでへとへとになってしまう方は、パワーデータに自分の走りをコーチしてもらうと楽しく走れますよ。
  2. 走行記録がパソコンで表示でき、その日の走りを振り返れる。iBikeはたいへん優れたデータ記録装置で、距離・時間・パワー・速度・風速・ペダル回転数(ケイデンス)・心拍・地形(標高)・勾配などが走行後にパソコン画面にグラフで一覧表示できます。グラフには現れませんが気温も記録されています。これらを見ることでその日の走りをまざまざと思い起こすことができます。「ここで犬が飛び出してきて思わず足を止めた」「この坂は急すぎて心臓が飛び出しそうになった」「この区間はいつもより楽だったけれど気づかないぐらいの追い風だったらしい」、などといった具合です。
  3. 走行コースの記録も残ります。もちろん距離や勾配といったコース固有の情報も残ります。「今日の登りは自己最高記録の勾配18%だった!」「いつものコースのここは実は登りだったのか!」など、新しい発見もあります。自分はハワイの「タンタルスの丘」のコース記録をしました。厳密な勾配データ記録はiBikeの大きな特徴です。
  4. 風速データ表示はiBike独自の機能です。ほかのパワーメータと異なり風速データを記録管理できるので、走行中に追い風向かい風の強さを表示させる(絶対風速表示)こともできるし、走行後の分析で発揮パワーと風速を参照することで自分が風の日の走りが得意かどうかを検証することもできます。
  5. もちろん体を鍛える方面では過去のデータと比較することで自分の進歩を確認することができます。レーサーにとってはコースや過去のレースデータを分析することで希望の成績を上げるために必要な発揮パワーとその発揮パターンを把握することができ、それに向けたトレーニングを計画することができるようになります。さらにパワーを用いることでより現実的な目標設定ができ、それに向けたモチベーションの維持向上が容易になります(目標管理)。

上記のような観点から自分はこの1年半、iBikeを使ったサイクリングを大いに楽しんできました。この楽しさをたくさんの仲間に味わってもらえたらと思います。
 また、このほど真理子さんにもiBikeProを使ってもらうことにしました。自分よりもさらに一段走行レベルの低い彼女ならではの使いこなしについてのレポートをどうぞご期待ください。また自分はさらに上級なiAeroというモデルにチャレンジします。こちらについてのレポートもどうぞご期待ください。


 当店ではこの記事に見られるように実際にiBikeを使用して経験を積み、これを元にできる限り平易なマニュアルを作成しています。このマニュアルは当店でiBikeを購入してくださる方には無償で提供しています。
 とりわけGeneration3に関しては現時点で国内代理店の日本語マニュアルが完成していないので、そのままでは取り扱いに関して英語の知識が相当程度必要になりますので、iBikeProにご興味をもたれた方はぜひ当店ハイロードまでお気軽にご相談ください。

(10/03/11追記)DTPさんでは現在すばらしい内容のマニュアル製作に着手されているようです!

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