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スポーツバイク・ハイロード
「サイクルモード2008東京」ミニレポート

作成2008/11/08
更新2008/11/10(真理子さん試乗レポート追加)


(お約束、有名選手のスペシャルバイク)

今年も大注目の試乗会イベント「サイクルモード」に、店を一日休業にしていってきました。情報収集になんと5時間半も会場をうろうろ、たくさん収穫してきました。その一部を速報にてレポートします。

会場のアルバムはこちら(外部リンク。Googleフォト。別ウィンドウで開きます)

★11月10日追加★
今回同行したハイロード青山のパートナー、真理子さんはなんと12台ものバイクを試乗してきました。素人視点の突撃試乗レポートを、ぜひご覧になってください。


 3日間あるサイクルモード東京の初日、11月7日金曜日の3時半過ぎに会場入りしました。開場からまだ1時間経っていないというのに、ゲートにはちょっとした行列があってびっくり!来場者の熱気を早くも感じます。

情報収集目的の自分青山は開場を絨毯爆撃することにして、試乗がお目当ての真理子さんとは東商会さん(サーベロ試乗)のブースまでいっていったんお別れ。

開場右下端のブリヂストンアンカーさんから訪問開始。その道の第一人者である中西氏と有名ヒルクライム選手の藤田氏が組んで、来場者のポジション測定のデモをやっていました。

フタバ産業さんのブースでは、2008年に外国メディアで話題になったムセーウ(Museeuw)ブランドの高級ロードフレームが展示されていました。ベルギーの英雄、ヨハン・ムセーウがプロデュースするこのブランドはカーボン繊維になんとFlax(亜麻!)を配合して振動吸収性能に優れたバイクを作っています。しかもこの素材は壊れたら補修ができるのだそうです。発売時期未定です。

ライトウェイプロダクツジャパンさんのブースでは新製品「リースキン・バイク・パッチ」(身体に貼り付けてサドルの痛みを防ぐパッチ)のコーナーに、なんと当店ハイロードの提供したモニターレポートが大きくパネルにされて採用されていました。

パナソニック・ポリテクノロジー(旧ナショナルタイヤ)ではタイヤ開発の第一人者宮路氏がいらして、お話を伺いました。パナレーサーのタイヤはとくに玄人筋のレーサーに評判が高いです。

Q:今度発売されたブリヂストンのタイヤの評判が高いですが、ナショナルで追撃モデルの予定は?
A:当社は現在のラインアップに大いに自信があるので、とくにあわてての対応は考えていません。
Q:レース用の3つのモデルの名称や各々の適用場面が若干わかりにくいのですが?
A:これは改善の余地があり、カタログ情報含めぜひ検討します。

タイヤといえばIRCさんのブースではチューブレスタイヤの新型が発表されていました。内部の空気保持層に天然ゴム(ラテックス、真っ赤!)を使うことで転がり抵抗の改善を図ったということでした。

 お話を伺うと、
「IRCは現在カンパニョーロ・フルクラムのチューブレスホイールとの互換性について技術的対応をすませており、カンパ側の公式認証を待っている状態」
「おなじ700Cチューブレスホイールでもシマノとカンパでは厳密には社内のサイズ定義に微妙な違いがあり、カンパのほうが外径が大きくその分タイヤをはめにくい傾向がある」
「チューブレスタイヤを傷つけずに使用できるタイヤレバーのプロトタイプを試作中」(アルバムに写真あり)
「チューブレスタイヤで出先でパンクした際は、携帯ポンプでも何とか修理は可能、または予備としてチューブを携行しパンクしたらそれを入れてチューブド仕様で使ってもOK」


トライスポーツさんではパワーメーター・ハブ「パワータップ」を搭載したZIPPホイールの発売についてお伺いしました。国内在庫モデルの選定も含めて現在検討中、ということでした。

キャットアイさんでは従来のサイクルメーターのスペシャルカラーが少し出ていました。真っ赤なモデルなど、かっこよかったです。

東京サンエスさんでは、サドルの幅を狭くする独自規格「ナローサーティ」(サドルの金属レールの幅を一般の43mmから30mmに狭める)が提案されていました。日本人の狭い骨盤には有効かもしれない、実直で個性的なプロジェクトです。女性ウェア、テリーのコーナーでは社長令嬢の坂井美紀さんが今年も熱心に来場者に説明をしていました。


小さなブース「ブルネルジャパン」さんでは、クラシカルな散歩用自転車の展示とともに「華麗なる双輪主義 スタイルのある自転車生活」を著した小池一介氏がいらして、お話を伺うことができました。写真の散歩車「ガッティーナ」は日直商会さんより発売予定で、ハンドル形状といい、繊細な細いスチールパイプを曲げ加工した車体といい、機能とエレガンスを追求した楽しい仕掛け満載のバイクでした。「このバイクが似合うオトナに、早くなりたい!」


(ガッティーナの小粋なハンドル。2本トップチューブの曲げにもご注目!)

なお小池氏は現在、通常のスポーツバイク入門書とは一線を画する内容の入門書を執筆中とのことでした。上梓が待たれます。


パールイズミさんでは、この冬人気集中のウィンドストッパー系ジャケット「3500BL」を触ってきました。伸縮性のある生地で、確かに着やすそうです。生産増強を期待します。ウィンターグローブも保温力が高く良さそうです。

身につけるもの系では、OGKカブトさんの出品に力作がたくさんありました。お手ごろ価格&抜群のフィット感で大人気の「ビナート」シリーズに第4弾・第5弾が出るとともに、カラーが大幅に増えます(来春発売予定)。ハイロードでも在庫予定です。
 また冬用グローブの新作「KG−7」も2カラー(白・黒)展開ながら非常に薄く柔らかく暖かい、高品質な製品でした。こちらもハイロードに在庫予定です。

ほとんど最後に訪れたシマノさんのブースでは、最新式の電動変速メカ・デュラエースを実際に試してみました。それこそ衝撃的にフロント変速がスムーズです。ほとんどリヤと同じように変速できます。もちろんリヤも非常にスムーズで、自動車のセミオートマチックを連想させる高品位な製品でした。
 非常にラグジュアリーな印象でした。シマノでは「フロント変速に苦手意識のあった、女性ライダーにお勧め」といっていましたが、自分で試した真理子さんも激しく同意していました。
 自分は固定式自転車で試しただけですが、興味のある方はぜひ試乗車で実際に走ってみられるといいと思います。今までロードに乗っている方はいっそうそのすごさを体感できることと思います。


かねて内覧会などで内容を把握していたLOOK、サーベロ、コルナゴ、デローザなどの各ブースは今回いずれも挨拶に立ち寄っただけでしたが、どこも試乗を希望する人や展示を食い入るように眺める人で一杯でした。

各ブースのスタッフも、従来以上に増えているスポーツバイク初心者の来場者に配慮した、親切で気さくな対応に好感が持てました。また、勤め帰りと思われる、きちんとしたスーツ姿の男性が多数スポーツバイクを試乗していたのも印象に残りました。

会場のアルバムはこちら(外部リンク。Googleフォト。別ウィンドウで開きます)

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