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スポーツバイク・ハイロード
パワーメーター「iBike」コーナー#17
「三たび乗鞍へ。データ4例掲載」

作成2010/08/20
(100311)当店の無償マニュアル提供を、ご自分でもiBikeを使いこなしていらっしゃるSONICさんのブログで取り上げてくださいました(当店からの情報提供による。別ウィンドウにて)。
★SONICさんのブログの、iBike紹介記事はこちら(別ウィンドウにて)。

自分の走行パワー(W)が測定できる!パソコンで分析できる!という凄腕サイクルメーターです

iBike(アイバイク)とは体重などの初期値と、走行速度・勾配・風速のデータを組み合わせて乗り手の発揮パワー(ワット)を表示する「パワーメーター」機能を備えたサイクルメーターです。

<製品・アクセサリー一覧〜最新版>

●新型 iBike iPro Generation3 ワイアレスタイプ ¥100,800税込
ステムマウント仕様、ハンドルバーマウント(31.8φ)仕様、およびワイアレス・TTバーマウント仕様があります。
(本体カラーを、ブラックとホワイトから選べるようになりました)
(TTモデルのみブラックのみ&高度解析ソフト同梱!)

最上級機種 iBike iAero Generation3 ワイアレスタイプ ¥105,000税込
ステムマウント仕様
またはハンドルバーマウント(31.8φ)仕様があります。
(本体カラーはブラックのみ)

●ワイアレスマウントキット ステムマウントまたはハンドルバーマウント ¥39,800税込
ワイアレスマウント・SPD/CAD/HRTセンサーなどiBike本体以外の構成要素をすべてパッケージしています。2台目のバイクにiBikeを搭載したり、ワイアードタイプをアップグレードするのに最適です。

★iBikeをたくさん取り扱ってきた当店ならではの補修パーツなどを用意しました。


8月7日にハイロード恒例の乗鞍「ノリクライム」イベントであの「乗鞍」のコースを登ってきました。今回は仲間のうち4名からiBikeのデータを頂いたので今回はこれを題材にiBikeの機能と実力を紹介します。
 下に上げたような走行時の詳細な情報をあとから検証することができることは、速くなるために自分の走りを分析するトレーニングツールとして強力であるのみならず、サイクリングの思い出を鮮やかによみがえらせてくれる記録ツールとしても非常に有用です。

今回紹介するデータは最新のソフトウェアiBike404を使用してデータを解析し、不要なところを切り取って整理し、必要に応じて注釈(アノテーション)を施したものです。自分青山は経由地点やスタートゴールでラップマーカーを記録しながら走ったので、マーカーを目安にしてデータの加工がごく容易にできました。また4名とも最新のGeneration3のiBikeを使用しています。

★乗鞍「ノリクライム」サイクリングの報告ページはこちら(別ウィンドウにて)


1)自分青山のケース


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自分青山はiBikeを使い始めてほぼ2年になります。日頃の練習や体力テストから今回はコース全体を200Wの平均出力で走ることが一応可能であろうと目安をつけ、走行時の出力がこれを大幅に上回ったり下回ったりしないように常にパワー表示を見て走りました。ちなみに200Wを目安にしているときに数分でも(たとえば)230Wで走っていたとしたらこれはオーバーペースで、あとで足がつったりペースダウンなどの問題に悩むことが事前にわかっていました。

実際に走り出してみると、過去にパワーメーターを付けないで走っていたときはかなり序盤でオーバーペースだったことが体感できました。パワー一定で走っていると、序盤は「こんなゆっくりでいいのかな」と思うくらい抑えめに感じ、やがて後半になってくるとそれまでの貯金をはき出しながらパワーを維持するような感覚になりました。またパワーを見て走っていると、一時的に勾配が険しくなった時には思い切ってスピードが下がり、その分緩やかなところではきちんとスピードに乗せてゆくような、これまでよりもきめ細かいスピードコントロールをして走る結果になりました。

最後の1kmではいったん先行したFNMさんが前に見えてきたこともあり、下ハンドルを持って全力を出し、心拍がほぼ実用限界まで上がりました。

結果としては平均約206Wとほぼ目標通りの値で走破することができ、最良の予想タイムだった1:28をさらに上回ることに成功しました(1:25'40")。しかも心拍を見ると、過去の実績からはもう1〜2拍高い平均値も維持できるはずなので、ほんの少し余裕をもって走破したと考えることができます。じっさいこのような全力走行のあとに腿の前側によく起きる筋肉痛も今回は皆無でした。

今回パワーメーターを付けていない仲間についてきてもらって自分と同じペースで途中まで走ったのですが、この方も「あまりがんばっている感じがしないのに良いタイムで走れていた」と話してくれました。

次回は今回と同じ体調で臨めれば平均パワー210W、タイムとしては2分ほど短縮した1:23あたりを狙ってみたいと思っています。今から来年が楽しみです。


2)ハイロード真理子さんのケース


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真理子さんは今回乗鞍5回目の挑戦です。今まで途中で足をついて休憩しないと走りきれなかったのが悔しい、ということだったので、とにかく足をつかないで登りきれることを第一に、足の負担を少なくできる「激軽ギヤ」を搭載して走ってもらいました。もっとも軽いギヤだとフロント30Tにリヤ34Tと後ろの方が大きい「逆転ギヤ」です。

真理子さんもモーニングライドや休日のサイクリングでだいぶ実力がついてきており、そうした経験からコース全体を120Wの平均出力で走ることが一応可能であろうと目安をつけ、出力がこれを大幅に上回ったり下回ったりしないようにすることをアドバイスしました。またこのパワーを維持した場合の予想タイムは2:00あたりと予想されたのでこれを目安に走ることもアドバイスしました。

【真理子さん談】


3)FNMさんのケース


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FNMさんはほぼ自分青山と同じペースで登頂予定だったので、自分と同時にスタートしました。乗鞍は初挑戦ということでペース配分を自分青山にゆだねて17km過ぎまで同行していたのですが、そこで残り距離と自分の調子を計算して一気にペースアップしました。自分青山はこれを追いませんでした(追えなかった)。iBikeのデータからはペースアップの前に心拍が下がって余裕が出てきているのと、ペースアップの時にギヤを重くして立ち漕ぎに移ったために回転数が下がっていることが見て取れます。
 なお今回風速センサーの調整が十分でなかった可能性がデータから見て取れます。こういうことは使っているうちにだんだん判断できるようになってきます。


3)CURさんのケース


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CURさんは登りが苦手ということで、時々休憩しながら登ってゆきました。途中で心拍が大きく下がっている箇所が6カ所ありますが、ここで足をついて休憩しているはずです(画像では5カ所とコメントしていますが、間違いです)。なおiBikeはホイールの回転が止まると計時がストップするので、休憩しながら走る場合には登頂タイムの計測には別にストップウォッチを用意する必要があります。
 またCURさんはどうやらスピードを主たる目安として走っていたようです。速度のグラフが比較的平坦になっており、勾配の変化に応じてパワーと心拍がややばらつく結果となったことが観察できます。


 当店では実際にiBikeを使用して経験を積み、これを元にできる限り平易なマニュアルを作成しています。このマニュアルは当店でiBikeを購入してくださる方には無償で提供しています。
 iBikeProにご興味をもたれた方はぜひ当店ハイロードまでお気軽にご相談ください。

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