東京品川・武蔵小山のスポーツバイクショップ、スポーツバイク・ハイロードです。バイクフィッティング、インソール成形、イベント参加などご相談ください!

スポーツバイク・ハイロード
「バイクフィットプログラム」

作成2007/11/09
更新2015/01/25
番号 記事(別ウィンドウにて) 日付
#13 NEW独自機能満載のシミュレーターバイク「ハイロード4号」製作しました。 2015/01/25
#12 フィッティングに伴うサドルとクランクの交換レポートを頂戴しました 2014/09/22
#11 「お客さんの声」その2と同じ方よりさらに詳細なレポートを頂戴しました 2013/10/31
#10 「お客さんの声」その2を頂戴しました 2013/10/20
#09 動作レクチャー抜粋〜サドルの座り方、特別公開しました 2013/07/16
#08 他社フィッティングサービスとの比較と分析、当店サービスの特徴など、参考ページ 2013/07/16
#07 「バイクフィットプログラム」内容を全面的に見直しました(このページです) 2013/07/16
#06 RETUL(リツール)のTT・TRIバイクフィッティング講習を受講しました 2013/01/21
#05 ブリヂストンアンカーの超ハイテクバイクフィッティングを見学してきました。 2012/08/30
#04 RETUL(リツール)の最先端フィッティングを学んできました。 2012/08/07
#03 新兵器「レーザーオートレベル」を導入しました!。 2009/12/04
#02 最近導入したフィッティング機材を紹介します。 2009/11/06
#01 「バイクフィットプログラム」コーナートップ(このページです) 2007/11/09

【目次】

  1. ハイロードの「バイクフィットプログラム」とは?
  2. 今回リニューアルした新「バイクフィットプログラム」の特徴は?
  3. サービス内容・料金
  4. よくある質問コーナー、データサンプルとお客さんの声
  5. 必要なバイクサイズを解析する「フレーム・アナライザー」(大幅リニューアル!)
  6. 乗り手のパフォーマンスを検証する「コンピュトレーナーテスト」


(動画から静止画を抽出して、このように画像計測を行います)

乗り手の要望にあわせてスポーツバイクの寸法を検討・調整するサービスを「バイクフィットプログラム」と名付けて当店独自にシステム化しました。

このようなご要望に応えるためのサービスです。
※当店でロードバイクを購入される場合には追加料金なしでこのような作業をご提供しています。


1)ハイロードの「バイクフィットプログラム」とは?

バイクフィッティングとは、一般的には「乗り手に合わせて自転車やシューズなど機材の形状を調整すること」 を指します。

サイクリングは相手と接触するスポーツやランニングなどと異なり、ムリな外力や地面からの衝撃が体に伝わってこないので比較的”体にやさしい”運動です。しかし「サドルに座ってペダルを漕ぐ」という同じ動作をひたすら反復する性質上、その反復動作にわずかでも無理があれば、その無理が反復によって累積し体の痛みや故障を引き起こすこともよくあります。長時間サイクリングする人にときおり膝や腰の故障がみられるのはこういった累積効果が原因です。

 読者ご自身の経験としても、普段なら何の不都合もないのにいつもより長時間や長距離、あるいは頑張って走った時にその運動相応の疲労感倦怠感とは別に、お尻やひざ・腰・肩・掌・首などに不快感や痛みなどを感じたことがある方が多いのではないかと思います。

このような痛みや不快感の原因の一つが「機材が乗り手にあっていない」という現象です。そこで乗り手が思いどおりにサイクリングを楽しむためのサポートとして、上述した「乗り手に合わせて機材の形状を調整すること」、一般的な意味でのバイクフィッティングは大変有効な手段です。

しかし、問題を解決する手段としてこのような「機材の調整」は万能ではありません。問題の原因が機材以外のところ、つまり乗り手の体のコンディションや動き方にある場合もあるからです。このようなケースでは、かりに”客観的に機材が万全な状態”を用意したとしても乗り手の不快感や痛みを解消することはできません。

当店ハイロードでは当初からこのような機材の次元の作業と乗り手の身体の次元の作業がともに重要であることを認識して独自のフィッティングシステムを構築してきました。これが当店の「バイクフィットプログラム」です。

当店「バイクフィットプログラム」のコンセプト「機材調整と乗り手の動作調整の双方を、しかも並行して行うことにより最大の効果を引き出す」というものです。”乗り手の動作調整”という概念には従来”コーチング”であると捉えられてきたような内容も含んでいます。

★動作レクチャーから抜粋〜サドルの座り方を特別公開しました!


(左:作業前→右:作業後)


(背中のカーブ、骨盤角度、サドル位置、ハンドルブラケット位置などが乗りやすく変わりました)

★他社フィッティングサービスとの比較と当店サービスの特徴について、参考ページはこちら(別ウィンドウにて)

★動作レクチャーから抜粋〜サドルの座り方を特別公開しました!


2)今回リニューアルした新「バイクフィットプログラム」の特徴は?

「機材調整と乗り手の動作調整の双方を、しかも並行して行うことにより最大の効果を引き出す」というコンセプト
どのような動きが適切であるかをマンツーマンでアドバイスすることと並行して、それを行うのに最適な機材形状を体験してもらい、あるいはご自身のバイクを最適に調整することで最大の改善効果を引き出します。
”フィードバック重視”
問題の原因の一端が乗り手の動きにある以上、乗り手により良い動きを学習してもらうことが重要になります。その学習の効果を最大にするために、今回のリニューアルでは静止画・動画・スロー動画などを適宜組み合わせて乗り手の現状や課題をわかりやすく提示することに努めました。フィッティングのレポートも図版6点、A4サイズ6ページと大幅に拡充しています(サンプルPDFはこちら。別ウィンドウにて)。また原則として撮影した画像類をデータとしてお持ち帰りいただくようになりました。
”ダイナミックフィッティング&スローモーション”
いろいろ研究した結果、乗り手が実際に頑張ってペダルを漕いでいる=動いている状態での観察が非常に有益であることがわかり、今回のリニューアルでは原則として動画を利用した観察と画像計測を採用しました。
 さらに単に通常の動画をスロー再生するだけではコマ落ちが激しくて観察できないような動きのニュアンスも、通常の数倍のスピード(コマ数)で撮影するハイスピードカメラならば克明にとらえることができるので、ハイスピードカメラによるスロー動画を標準採用しています(現状では7倍スロー)。
利用しやすいサービス
近年の国内におけるバイクフィッティングサービスの進歩を見ると、”ハイテク&高価格”のサービスを提供するフィッターは今後ますます増えていくものと感じます。また、当店でも研究が進むにつれて「お客さんにして差し上げられること」はだんだん増えてきました。しかし何かをするにはそのぶん時間=費用がかかります。
 むしろより手軽なサービスがこれから必要だと当店では考えます。バイクフィッティングの重要性を考えるともっともっとこれが普及しなければならないと思うからです。そのため当店では以下のような工夫をしました。

1)「バイクショップで相談できるフィッティング」
 最先端のフィッティングを提供している事業者は世界的にみると専門のフィッティングスタジオが多いと思います。国内でもフィッティングの専門スタジオが登場しはじめました。たしかに痛みや違和感が深刻で医療分野やコーチング分野のきわめて専門的なノウハウがいる場合などはこのような専門スタジオの能力が必要となるでしょう。しかし現実に多くのライダーがこういった専門的なフィッティングを真に必要としているわけではないと思います。さらにこのようなスタジオは見つけ出すにも利用するにもハードルが高いのが現実です。
 そもそも当店が「バイクショップ」という営業形態の中でフィッティングを提供する方法を選択したのは、利用のハードルを下げてバイクフィッティングを少しでも身近なものにしたいという思いがあったからです。
 さらに当店はフィッティングに必要な様々なサイズ形状のバイクパーツを幅広く常備するよう心がけていますので、パーツ在庫のないスタジオと異なりフィッティング作業の中で実際に機材形状を試して効果を確かめることができます(フィードバック効果)。
 バイクショップですからまずは様子を見にお立ち寄りいただくことも歓迎ですし、お電話でもどうぞお気軽にお問い合わせください。

 なお、当店のお近くにいらっしゃらない読者の方へ。全国のバイクショップには当店と同じようにフィッティングの重要性を理解してその普及に心を砕いていらっしゃる方が何人もいらっしゃいます。お近くのショップでぜひ「貴店ではバイクフィッティングをやってくれますか?」と相談してみてください。フィッティングは地元で気軽に利用できるサービスであるべきと当店では考えています。

2)新車購入時の無料フィッティング
 当店でロードバイクを購入される方には、有料の「バイクフィットプログラム」に準じる作業を【追加費用なし】で提供しています。これによってバイク購入に際して高い付加価値=満足を得ていただくとともに、購入した直後から無理なく体に合った機材でサイクリングを安全快適に楽しんで頂こうというのが狙いです。

3)【新機軸】「アドホックフィッティング」
 バイクフィッティングをいっそう身近にするため、乗り手の要望に応じて一部分だけのフィッティングをお手軽に提供するサービスを開始します。本来であれば乗り手とバイクを全体として把握しなければ意味のある作業ができないバイクフィッティングですが、これまでの経験の応用として、思い切って挑戦することにしました。

その他従来の当店サービスからの変更点

「ボディアセスメント」の追加
身体の柔軟性などを評価してバイクの調整に反映する手法を研修して取り入れました。
「バイクデザイン・アウトライン」の追加
作成したフィッティングデータから”新車を組み立てるとしたらどのような設計・サイズのバイクが適切か”という指針情報を作成することを追加しました。
 より詳細に複数のバイクのサイズ適合性を検定する作業も可能ですが、この場合別サービスである「フレーム ・アナライザー」を利用することになります。

★他社フィッティングサービスとの比較と当店サービスの特徴について、参考ページはこちら(別ウィンドウにて)


3)サービス内容・料金

★作業の結果作成される「データシート」のサンプル(PDF。別ウィンドウにて)を、ごらんになってみてください。

A)アドホック・コース

内容  制限時間内でできることであれば何でも行います。ご相談をいただいた時点で作業に意味があるかどうかの判断レベルからアドバイスを行い、最小限の費用と時間で最大限の効果をあげられるようにご提案します。
おすすめ 限られた費用や時間の範囲でバイクフィッティングの効果を体験してみたい場合。(すでにバイクを持っている人向け)
時間  制限時間2時間以内 (最大12000円税込)
料金  10分ごとに1000円税込(繰り上げ)※通常の作業工賃と同一です。

【お持ちもの】 来店時にお持ちいただきたいものが若干あります。こちらでご確認ください(別ウィンドウにて)

作業項目(例)

※2時間を超える場合は複数回の作業に分割するか、より包括的な下記ダイナミック各コースのご利用をお勧めします。
※アフターフォロー制度は適用されません。


B)ダイナミック・コース

内容 スロー動画と画像計測によるダイナミックフィッティング。原則として右または左の一側面からの撮影のみを行います。
おすすめ 包括的なフィッティングを希望するが、膝や腰などに具体的な不快感や痛みなどの症状がない場合。
標準時間 2時間半
標準料金 25,000円税込 
超過料金 標準時間を超過した場合は超過10分当たり1000円税込(繰り上げ)※通常の作業工賃と同一です。

【お持ちもの】 来店時にお持ちいただきたいものが若干あります。こちらでご確認ください(別ウィンドウにて)

作業項目と手順(典型例)

※撮影は必要があれば前から、後ろから、膝軌道追跡なども追加して行います。作業途中でダイナミックプラス・コースへの変更を提案する場合もあります。
アフターフォロー制度があります。フィッティング後6か月間はフィッティング作業の結果に関連した相談や追加調整について特別工賃を適用します。特別工賃は最初の30分間は無料、その後は10分につき1000円(通常料率)となります。


C)ダイナミック・コース・プラス

内容 スロー動画と画像計測によるダイナミックフィッティング。右および左の両側面から撮影するほか、必要があれば前から、後ろから、膝軌道追跡などの撮影も行います。
おすすめ 包括的なフィッティングを希望しており、かつ膝や腰などに具体的な不快感や痛みなどの症状がある場合、身体条件などにより左右のセッティングの違いが大きい場合。
標準時間 3時間半
標準料金 35,000円税込 
超過料金 標準時間を超過した場合は超過10分当たり1000円税込(繰り上げ)※通常の作業工賃と同一です。

【お持ちもの】 来店時にお持ちいただきたいものが若干あります。こちらでご確認ください(別ウィンドウにて)

作業項目と手順(典型例)

アフターフォロー制度があります。フィッティング後6か月間はフィッティング作業の結果に関連した相談や追加調整について特別工賃を適用します。特別工賃は最初の30分間は無料、その後は10分につき1000円(通常料率)となります。


【ダイナミック・コース・プラス作業例動画】(2013/11/05掲載) 作業の効果がよく表れている動画を制作しました。



(左:初心者に多い姿勢→右:より良い姿勢)

★動作レクチャーから抜粋〜サドルの座り方を特別公開しました!


4)よくある質問コーナー、データサンプルとお客さんの声

◆よくある質問コーナーはこちら(別ウィンドウ)◆

作業の結果作成される「データシート」のサンプル(PDF。別ウィンドウにて)

◎ご利用くださったお客さんのご評価を下からご覧ください(いずれも別ウィンドウにて)。※一部はサービス更新前の作業内容です。


5)必要なバイクサイズを解析する「フレーム・アナライザー」

「フレーム・アナライザー」とは、バイクフィットプログラムで導き出した理想のサドル・ハンドル位置を実際のバイクの組み立てに落とし込むための解析システムです。
 このシステムを使って、例えばお客さんがまだバイクをお持ちでない場合に、フィッティングデータに照らして適切なバイクフレームを既存のメーカーモデルのなかから判定したり、カスタムメードが必要な場合にはその際の必要条件を定義するためのデータ解析を行います。フレーム・アナライザーは当店ハイロードが独自作成した解析システムです。

【2013年夏、大幅リニューアルしました!】

「フレームアナライザ」の解析原理
 このシステムは以下のような比較的単純な原理に基づいています。

  1. 【STEP 1】 バイクフィットプログラムの作業でお客さんにとって最適なハンドル位置(BB中心からハンドルステム・クランプ中心までの水平距離・垂直距離)が確定する。
  2. 【STEP 2】 お客さんの興味のあるバイクのモデルとサイズを仮に決めると、そのバイクのヘッドパーツ位置(BB中心からヘッドパーツ上端までの水平距離・垂直距離)が確定する。
  3. 【STEP 3】 既存のハンドルステムの各部寸法データを投入して1.の結果と2.の結果を”橋渡し”してみて、必要となるステムの寸法が運動性能や美観の点から適切といえるかどうか検討する。
  4. 適切な寸法のステムが使えるとなった場合、そのフレームが適切な設計・サイズであるということができる。

この流れに沿って、たとえば、

  • 「AというフレームとBというフレームではどちらが自分にとってより美しく組み上げられるか」
  • 「自分の最適ポジションを出す場合、同じモデルでもどのサイズが最適か」
  • 「自分の望むポジションを実現するためにカスタムメードでフレームを作る際に、どこをどういう寸法にするべきか」

こういった情報を数値で検証することができます。またこのシステムは、

  • ブランドごとに異なった形式でサイズ表示されている各社のフレームセットを同一の基準で比較することを可能にします。

データが完全な既存モデルの場合、そのフレームに取り付けるべきハンドルステムの長さ、角度、ヘッドコラムスペーサー厚みなどのステム部分諸元をプラスマイナス10mm程度の誤差で解析することができます。

【2013年夏リニューアルで大幅にパワーアップしました!】
サービス公開以来の大幅見直しをしました。各社のカタログ表記の進歩など諸事情を反映して、大幅に情報量が向上しました。
  • 公式情報から「リーチ」「スタック」がわかっているバイクでは、これを直接利用して計算できるようになった
  • すべてのバイクの「リーチ」「スタック」を計算表示し、同一基準で比較できるようになった
  • ステム上下変更時の入力精度を向上させた
  • サドル側の適合性検討(シートポスト突出し量、シートアングルの希望位置からのずれ)を行い表示するようにした
  • 各バイクについての表題、説明を充実した
  • 説明図を充実した。またその結果A42枚に分量が増えた。

解析の結果は専用のフォーマットにまとめます。サンプル(PDF。別ウィンドウにて)はこちら。


6)乗り手のパフォーマンスを検証する「コンピュトレーナーテスト」

 このサービスは上記各サービスとは独立に行うことができます。画期的なトレーニング機材「コンピュトレーナー」を使用して、乗り手が一定のパワーを発揮しているときの心拍数を測定したり、ペダリングトルクのばらつきを測定して、乗り手の乗車技術やパワーの向上を検証することができます。フィッティングの前後でのパワーやぺダリングのばらつきの推移を検証することもできます。

所要時間40分から、費用¥4,000−から(実際の所要時間に応じて増加します)
※乗り手が自分の自転車などを持ち込む必要があります。

コンピュトレーナーの使用サービスをはじめました。詳細はこちらでぜひご覧ください。


<ご注意>
上記各サービスはすべて予約制です。お電話(03-6413-7168)でお問い合わせください。

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